【大改悪】Kyashの歴史を振り返ってみる。#8

Kyash(キャッシュ)というプリペイド式クレジットカードをご存知でしょうか。
節約志向の方なら知っていると思いますが、常時2%還元+カードポイントという夢のような還元率を誇ったカードでした(過去形)。
そんなKyashの改悪の歴史を時系列でまとめてみました。

2017年4月

記念すべき提供開始した月。
当時は個人間送金アプリの意味合いが強かった。
バーチャルプリペイドVISAカードを専用のアプリから発行できた。
クレジットカードを紐付けて自動チャージは初期から可能だった。
2%還元+紐付けたクレジットカードの還元を享受できた。

2018年6月

今まではアプリ上で管理するバーチャルカードでの扱いのみだったが、リアルカードつまり通常のクレジットカード風の扱いになった。
上記で”風”と言っているのは公共料金など定期的な支払いには使えない、所謂デビットカードの扱いに近いため。
VISAに対応した国内の実店舗で使用可能。
2%還元+紐付けたクレジットカードの還元を享受できた。

2018年10月

GooglePlay対応。
リアルカード無しでもGooglePlay経由でQUICPayを利用することで実店舗利用可能に。
セブン銀行にてATMチャージ対応。
2%還元+紐付けたクレジットカードの還元を享受(略

2018年12月

支払金額不足分のみを自動チャージする機能に加えて、金額を指定してチャージできる手動チャージに対応。
2%還元+紐付けたクレジット(略

2019年4月

VISAプリペイドカード発行ライセンスを取得。
Kyashリアルカードを自社で発行できるように。
(ライセンス取得前は、すみしんライフカード株式会社を通じて発行していた)

2019年10月

運命の月。
Kyashポイントが開始して従来の支払額割引タイプ→リアルタイム付与のポイント制に。
バーチャルカード使用時0.5%、リアルカード使用時1%に改悪。

2020年5月

第二の運命の月。
海外実店舗での決済対応した新カードであるKyash Card発行開始。
発行手数料900円。
ポイント還元率は1%。
ICチップ内蔵。
暗証番号、VISAタッチ決済対応。
今までのリアルカードは
Kyash Card Liteと名称変更になって、ポイント還元率が1%→0.5%に改悪。

2020年12月

11日にポイント還元上限が以下の通り変更
1ヶ月で12万円(1200ポイント)→5万円(500ポイント)利用分まで還元対象と改悪。

2021年2月

Kyash完全終了した月。
銀行口座からの指定日自動入金をスタート。
登録カードを使った指定金額入金機能(手動チャージ)の廃止。
ゆうちょ銀行との接続再開および住信SBIネット銀行との接続開始。
決済時のポイント還元率の一部変更。
1ヶ月で1%(500ポイント上限)→0.2%(100ポイント上限)に大改悪。

今までありがとう、Kyash。

キャッシュ死亡までの歴史を振り返ってみましたがいかがでしたでしょうか。
集客のためとはいえ還元率がダントツだったので出る杭は打たれた感じでしたね…。
ちなみに、三井住友銀行や伊藤忠商事の出資を受けて、三井住友銀行出身だった鷹取真一氏が2015年1月に創業した会社がKyash
Kyash VISAカードの決済による加盟店手数料やチャージ残高の運用益を主な収益源としているので、2月以降激減する利用者と収入源をどうやって確保できるかが気になるところ。
管理人は残高30円くらいなので、このキャンペーンを併用しながらコンビニでお菓子として消費する予定です。
余談ですがこのサイト閲覧していたら、カードデザインは頻繁に変わっていたみたいです。